ServiceNowの勉強を始めるときに、誰もが最初に触れるのが「PDI(Personal Developer Instance)」です。でも、開発環境をもらったはいいけれど、「どうやって使い始めればいいの?」と戸惑う人は多いはず。
この記事では、PDIをもっと便利に、もっと使いやすくするための最初のステップを紹介します。
PDIとは?
PDIは、ServiceNowが無料で提供している個人専用の開発インスタンスです。自分専用の環境なので、思い切っていろんな設定や開発が試せるのが特徴です。
アプリ開発の練習はもちろん、CSA(Certified System Administrator)やCAD(Certified Application Developer)の勉強にも最適な環境です。
ただし、最初の状態のままだと少し使いにくいと感じることもあります。せっかくなら、快適に作業できる環境を作っておきたいですよね。
PDIを使いやすくするための5つのポイント
1. 日本語化をする
PDIは初期状態では英語になっています。英語に抵抗がない人なら問題ありませんが、せっかくなら画面表示を日本語にしておいた方が操作しやすくなります。
特に初心者のうちは、日本語化しておくと安心です。
日本語化の手順は次の通りです。
メニューから「System Properties」を開き、「System Localization」でデフォルトの言語を「ja」に設定します。
さらに、自分のユーザープロファイルの言語も「ja」に変更しておくと、より使いやすくなります。
日本語プラグインの入れ方は、ネット上にたくさんあるので調べてみるといいです!
2. アプリケーションスコープを作る
PDIではグローバルスコープで開発することもできますが、独自のアプリケーションスコープを作成して作業を始めるのがおすすめです。
理由はシンプルで、自分の開発したアプリやテーブル、スクリプトを整理しやすくなるからです。
スコープを分けておけば、どこをいじったのかが分かりやすく、トラブルも防げます。
作成方法は、Studioを開いて「新しいアプリケーション」を作成します。名前は「自分の名前_練習用」など、わかりやすいものにしておくといいでしょう。
3. 更新セットを活用する
開発を始める前に「更新セット」を作っておくと、作業の記録や管理がしやすくなります。
更新セットを使えば、どの変更がどの作業によるものかが一目瞭然です。
また、環境を移すときや、他のインスタンスに反映させたいときにも便利です。
「System Update Sets」から「Local Update Sets」を選択し、新しいセットを作成します。名前は「2025_練習用」など、日付をつけておくと管理がしやすくなります。
4. よく使うメニューをお気に入りに登録する
何度もアクセスする画面を探すのに時間がかかってしまうこともあります。
そんなときは、よく使うメニューを「Favorites」に登録しておくと便利です。
メニューや画面右上のスターアイコンをクリックするだけで、お気に入り登録ができます。
登録したお気に入りは、「Favorites」メニューからすぐに呼び出せるので、操作の手間を減らすことができます。
5. URLパラメータを活用する
少し応用になりますが、URLにパラメータを追加することで、特定のビューを表示したり、条件付きのリストを表示することができます。
たとえば、リストビューのURLの末尾に「&sysparm_view=Default」をつけると、特定のビューをすぐに表示できます。
また、「?sysparm_query=active=true」と入力すれば、アクティブなデータだけを一覧で確認することも可能です。
慣れてきたら、こういったURLパラメータを使いこなすと作業がかなり効率的になります。
定期的にやっておきたいこと
インスタンスのスリープを防ぐ
PDIは一定期間アクセスがないと自動でスリープ状態になってしまいます。
そのまま放置すると、インスタンスが削除されることもあるので注意が必要です。
少なくとも週に1回はログインして、作業しておくのが安心です。
もしスリープになってしまった場合は、ServiceNowのDeveloperサイトから「Wake your instance」で復活させることができます。
インスタンスのリセットを活用する
開発や学習を続けていると、インスタンス内がごちゃごちゃになりがちです。
そんなときは、インスタンスをリセットして、最初の状態に戻すこともできます。
「Reset PDI」を実行すれば、すぐに初期化されてクリーンな状態になります。
ただし、大事なデータは事前にエクスポートしておくのを忘れないようにしましょう。
まとめ
PDIは、自分専用の開発・学習環境です。
最初にちょっと手を入れておくだけで、開発や学習がずっとスムーズになります。
今回紹介した設定や使い方は、初心者でもすぐに実践できるものばかりです。
PDIを整えて、ServiceNowの学習や開発をもっと楽しんでいきましょう。
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