はじめに
「ServiceNowで開発を始めたいけど、何から学べばいいのかわからない」
そんな方も多いのではないでしょうか?
ServiceNowは、企業の業務効率化や自動化を支えるクラウドプラットフォームであり、ノーコード・ローコードから本格的なスクリプティングまで、さまざまな開発が可能です。
この記事では、これからServiceNowの開発を始める方向けに、基礎知識から学習の進め方までをわかりやすく解説します。
ServiceNowとは?
ServiceNowは、業務のプロセスを効率化・自動化するためのプラットフォームです。
主にITサービス管理(ITSM)で利用されていますが、近年では人事・総務・カスタマーサービスなど、さまざまな業務分野でも活用されています。
特徴
- クラウド型で、どこからでもアクセス可能
- ノーコード・ローコード開発が充実
- JavaScriptベースのカスタマイズにも対応
- ワークフローやプロセス自動化が簡単にできる
初心者が押さえておくべき基本用語
インスタンス
ServiceNowの開発環境・本番環境の単位です。学習を始める場合は、開発者向けインスタンス(Personal Developer Instance, PDI)を無償で取得するのがおすすめです。
テーブル
ServiceNowのデータは、テーブルという単位で管理されます。データベースのようなイメージで、カスタマイズや拡張も可能です。
アプリケーション
アプリケーションは、特定の業務機能をまとめたものです。テーブル・フォーム・ワークフローなどを組み合わせてアプリを作成します。
フォームとリスト
データの表示や入力を行う画面です。UIポリシーやクライアントスクリプトで、動的な挙動を制御できます。
開発を始めるための準備
1. 開発者アカウントの作成
ServiceNowの開発者サイト(Developer Site)にアカウントを作成します。
ServiceNow Developer Site
2. パーソナル開発インスタンス(PDI)の取得
無償でインスタンスを借りることができます。学習や検証はこの環境で行いましょう。
3. 学習コンテンツを活用する
「ServiceNow Learning Path」や「Now Learning」など、公式学習プラットフォームを利用するのがおすすめです。
最初は「Certified System Administrator(CSA)」取得を目標にすると、体系的に学ぶことができます。
最初に覚えておきたい開発要素
ノーコード/ローコード開発
- テーブルとフォームの作成
データ構造を作り、入力画面を構成します。 - フロー(Flow Designer)の利用
ドラッグ&ドロップで、申請や承認のプロセスを自動化できます。 - ビジネスルール/UIポリシーの設定
入力チェックや自動処理をGUIで設定します。
スクリプト開発(サーバーサイド/クライアントサイド)
- ビジネスルール(サーバーサイド処理)
- クライアントスクリプト(ブラウザ側で動くスクリプト)
- スクリプトインクルード(共通関数の定義)
最初はノーコードから入り、徐々にスクリプト開発に慣れていく流れがおすすめです。
開発時に意識すべきベストプラクティス
- できる限り標準機能を活用する
- スクリプトは最小限にし、保守性を高める
- テストは開発環境・テスト環境で十分に行う
- 開発内容はチームで共有し、レビューを徹底する
- 更新セットなどの構成管理を正しく行う
まとめ
ServiceNowは、開発のハードルが比較的低く、初心者でも始めやすいプラットフォームです。
最初は基本的な用語や機能に慣れつつ、ノーコード・ローコード開発からスタートし、徐々にスクリプト開発にも挑戦していくとスムーズにスキルアップできます。
学習用インスタンスを活用し、まずは手を動かしてみることが、理解への近道です。
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